カテゴリー: レビュー

じわじわデッキ破壊?「増幅する悪意(マリス)」の使い道を考えてみる【遊戯王OCG】

 突然ですが、皆さんは「増幅する悪意マリス」というカードをご存じでしょうか。遊戯王カードの一つなのですが、特出した強さを持つわけでもない、いわゆるマイナーカードと呼ばれるものです。

 このカード、何かいい使い道はないか。私は考えてみることにしました。

 まずは、このカードの詳細を見て見ましょう。

増幅する悪意(ぞうふくするマリス)
Malice Ascendant

闇属性・星4・アンデット族・効果
ATK:700 DEF:1000

カードテキスト
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、相手ターンのスタンバイフェイズ時に自分の墓地に存在する「増幅する悪意」の枚数だけ、相手のデッキの上からカードを墓地に送る。

遊戯王OCGデュエルモンスターズカードデータベースより

 ステータスは低いものの、相手のスタンバイフェイズ毎にデッキからカードを墓地へ送る効果を持っている、いわゆるデッキ破壊タイプのカードです。

 しかし、墓地送りにできる枚数は、自分の墓地に存在する「増幅する悪意」の数のみ。つまり、一枚も墓地にいなければ、デッキ破壊効果は使えないのです。

 その点も踏まえて、いくつか使い道を考えてみました。

1.デッキ破壊効果を活かす

 折角持っている効果ですから、できるだけ活かす方法を考えてみます。

 そのために必須なのは『自分の場と墓地に最低一体ずつ「増幅する悪意」があること』です。

 これを満たす策として、「地獄の暴走召喚」が使えるのでは、と思いつきました。

地獄の暴走召喚(じごくのぼうそうしょうかん)
Inferno Reckless Summon

速攻魔法

カードテキスト
①:相手フィールドに表側表示モンスターが存在し、自分フィールドに攻撃力1500以下のモンスター1体のみが特殊召喚された時に発動できる。その特殊召喚したモンスターの同名モンスターを自分の手札・デッキ・墓地から可能な限り攻撃表示で特殊召喚し、相手は自身のフィールドの表側表示モンスター1体を選び、そのモンスターの同名モンスターを自身の手札・デッキ・墓地から可能な限り特殊召喚する。

遊戯王OCGデュエルモンスターズカードデータベースより

 「地獄の暴走召喚」で「増幅する悪意」を場に三体並べ、その内二体はリンク召喚などでリリースしてしまえば、場に一体、墓地に二体の「増幅する悪意」を用意できますね。

 さて、そうなると問題はこの低いステータスの「増幅する悪意」をどう維持し続けるか、という点ですね。しかしこれは無難に「光の護封剣」や「和睦の使者」などの防御・遅延カードを使えばいいかもしれません。使い過ぎると相手に嫌がられると思いますが、デッキ破壊テーマを使う時点でそんなことは承知の上……ですよね?

2.エクシーズ召喚に使う

 もし効果を無視し、かつ無理矢理にでも使いたいのなら、レベル4という要素を活かしてみるのはいかがでしょうか。

 前述したように「地獄の暴走召喚」で場に並べれば、そのままランク4エクシーズを呼び出すことができます。ランク4は「No.ナンバーズ39希望皇ホープ」や「No.ナンバーズ101 サイレントHオナーズArkアーク Knightナイト」など、汎用性が高くて強いカードが多いので、こちらの方が現実的かもしれません。

 また、「No.ナンバーズ98 絶望皇ホープレス」など出してみるのも、「悪意」から生まれた「絶望」という中二病っぽくていいですね。

まとめ

 いかがだったでしょうか。

 もし「もっと良い使い道があるよ!」という方がいましたら、本ブログの感想か私のTwitterへ教えてくれると嬉しいです。

 それでは、また。

引用元

遊戯王OCGデュエルモンスターズカードデータベース

「増幅する悪意」 https://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/card_search.action?ope=2&cid=6608&request_locale=ja

「地獄の暴走召喚」 https://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/card_search.action?ope=2&cid=6542&request_locale=ja

遊戯王OCG新マスタールール改訂!そしてラッシュデュエルとは?

 2019年12月21日(土)に開催された『ジャンプフェスタ2020』の KONAMIブースのメインステージプログラム『遊☆戯☆王 最新情報JF2020』 (1日目)において、いくつかの情報が判明しました。

 僕はTwitterからこの情報を知ったのですが、これがとてつもない(いつも通り?)変更でしたので、ここで簡単に紹介できればと思います。

1.新マスタールール改訂

 今回判明した、新マスタールールの改訂内容。まだ一部のみの公開とのことで、今後更なる改訂がされるのかと思うと、期待と恐怖を感じます。

 それはそれとして、今回判明したのは、エクストラデッキのモンスターについてです。現在の新マスタールールでは、「エクストラデッキのモンスターを特殊召喚する場合、エクストラモンスターゾーンまたはリンクモンスターのリンクマーカーが向いている自分のメインモンスターゾーンにしか出せない」となっていました。

 しかし、改訂後は「融合・シンクロ・エクシーズモンスターは、メインモンスターゾーンに直接出しても良い」ことになる、とのことです。

 リンク召喚システム、そんなに不評だったんですね……。

(私も新マスタールール導入時に水晶機功・超量デッキを亡き者にされたので、気持ちは痛いほどわかりますが)

 また、あくまで融合・シンクロ・エクシーズモンスターのみが対象であり、リンクモンスター及びエクストラデッキ上のペンデュラムモンスターはそのままとのこと。

 ペンデュラム……未だに魔術師デッキが暴れている大会もあるようなので、仕方ないですね。

 なお、改訂後のルールが適応されるのは、2020年4月1日からです。

2.新作アニメとラッシュデュエル

 ジャンプフェスタでは、新作アニメの情報も公開されました。

 タイトルは「遊☆戯☆王 SEVENS(セブンス)」。2020年4月にテレビ東京系列にて放送予定となっています。

 今作の主人公は、シリーズ初の小学生デュエリスト。絵柄がどことなくデュ〇マやバト〇ピ風の、明らかな子供向けオーラを漂わせています。

 また、アニメでは「ラッシュデュエル」という、従来の遊戯王とは異なるゲームが登場しました。

 これらは「ラッシュデュエル専用カード」を用いて行われるもので、次のルールが判明しています。

  • 連続召喚

 1ターンに何体でも召喚可能。通常召喚の回数制限が、ラッシュデュエルにはありません。

 例えば、レベル4以下モンスターを2体通常召喚した後、その2体をリリースしてレベル8以上のモンスターをアドバンス召喚することも可能です。

  • 大量ドロー

 毎ターン、手札が5枚になるよう、デッキからドローできます。

 前述のように通常召喚し過ぎて、手札が無くなるのを見越して設定されたのでしょう。

 インフェルニティは泣いていい(厳密にはラッシュデュエル専用カードのみが対象なので、基本的には関係ないが)

 元のOCGとは全くの別ゲーになりそう……いや、現時点でかなり違いますね。

まとめ

 いかがでしょうか。遊戯王は2020年にまた大きく変動しようとしています。

 私個人としては、ラッシュデュエルが面白そうだなあと思いました。早く情報公開してほしい!

 何か面白そうな情報が出たら、また書き込みたいと思います。

 それでは。

遊戯王公式YouTube動画はこちら https://youtu.be/Z3hM5_q7Raw