ある夜のラーメン

大学時代、よく通っていたラーメン屋の一つが閉店してしまって、その時の何とも言えない気持ちを詩にしました。

曇天

曇り空をのんびり眺めていられたあの頃に戻りたい。

つる

 雑木林のすぐ横にある 電柱の支線に つるが絡まっている 木の集団から逃れようと 助けを求めて 手を伸ばすように 掴んだ支線は ただ風に吹かれて揺れるだけ 仕事で失敗した日の帰り道 全てから逃げてしまおうかと 夜の川を眺めながら思った 大人…